こんばんは。みなさんは今日9月4日が何の日だかご存知ですか?今日は東京ディズニーシーの開園記念日です。と同時にタワー・オブ・テラーのオープン記念日でもあります。今日はそんなタワー・オブ・テラーのお話をします。
1899年の12月31日、ホテル・ハイタワーのオーナーであり、冒険家でもある大富豪ハリソン・ハイタワーⅢ世はコンゴ遠征からの帰還会見、及びパーティーを同ホテルで開催していました。
この遠征で持ち帰ってきた偶像がシリキ・ウトゥンドゥです。
実は、この偶像は呪いの偶像で、略奪してきたものなんですが、それは後ほど。
新年を間近に控え、パーティーは最高潮の11時45分、ハイタワーⅢ世は14階にある自室にシリキ・ウトゥンドゥを飾るために13階までエレベーターで上がろうとします。
実は、このエレベーターに乗るとき、ハイタワーⅢ世は偶像を馬鹿にしながら煙草を偶像でもみ消しているんです。
そして、その15分後、ホテルは停電し、謎の緑色の光に包まれ、エレベーターは落下。そのエレベーターの中にはハイタワーⅢ世のトルコ風帽子とシリキ・ウトゥンドゥしか残されていませんでした。
警察や消防などはこのホテルを封鎖、立入禁止とします。
それから13年後の1912年。(正確には封鎖されてから12年なんですが、いつも13年が強調されてます)
ハイタワーⅢ世のライバルであるコーネリアス・エンディコット(S.S.コロンビア号の会社の社長さんです)の娘のベアトリス・ローズ・エンディコット率いるニューヨーク市保存協会がホテル・ハイタワーの保存とツアーを始めるとしました。
この恐怖のホテルツアーこそがタワー・オブ・テラーです。
2012年からは期間限定でLevel13という特別バージョンを毎年開催しています。
また、ムービー、漫画、公式サイト、ラジオドラマにメディア展開しており、力の入れようがよくわかります。
ムービーはオープン当時テレビで放送されていて、Level13開催中は特設サイトでも見ることができます。
こちらに動画があります。
http://youtu.be/ZfGsd9OZ0J4
漫画はオープン当時からこちらのサイトで公開しています。
http://media.excite.co.jp/promotion/tot1899/
公式サイトのTOT1899.comでは読み進める形式でのホテルツアーが体験できたのですが、今は東京ディズニーリゾートのサイトに飛ばされてしまいます。
こちらのURLの方が文だけまとめてくださりました。
http://itsnoteasy.blog93.fc2.com/blog-entry-104.html
ラジオドラマはこちらのプレイリストに全話入っています。
https://m.youtube.com/playlist?list=PLoxWyCYsgzKICfCHWPSy7qgPXOQmK02Yz
また、こちらのCMでもストーリーを垣間見ることができます。
http://youtu.be/xq3e2ih7gtA
このストーリーは東京ディズニーシーのオリジナルなんですが、タワー・オブ・テラーの名を冠したアトラクションはカリフォルニアとフロリダ、パリにもあります。
「トワライトゾーン タワー・オブ・テラー」という名前なんですが、嵐の晩にハリウッドのホテルに雷が直撃して、たまたま中にいた5人の人が消えてしまったという設定です。
これはアメリカの「トワライトゾーン」という、日本でいうウルトラQのような、頂上現象を紹介していくオムニバスドラマをテーマにしたアトラクションなので、東京のものとは別物と言ってもいいでしょう。
最後になりますが、東京ディズニーシーがこの日にオープンすることになったのは東京ディズニーランドの開園に大きく貢献し、シーをこの目で見ることなくこの世を去った故高橋政知氏の誕生日が9月4日だからです。
東京ディズニーシーにはこれからも高橋会長がいつ見ても満足していただけるようなパークであってほしいものです。